失敗しない白ロム選びをするには

白ロムのメリットは何としても安いのがいいところですよね。でも安いからといって、何も考えずに白ロムを購入してしまうと思わぬリスクにあう可能性があります。特に一番気を付けなくてはいけないのは、誤って赤ロムを買ってしてしまうことです。

赤ロムとは、携帯会社よりネットワーク制限がかけられているスマートフォンのことです。それに伴い、通話やメールが出来なくなってしまい、自分のSIMカードをスマホに替えても問題は解決しません。 そこで今回は、赤ロム購入リスク回避をして「失敗しない白ロム選び」についてポイントを抑えながら解説していきます。

赤ロム購入のリスクを避けるチェックポイント

白ロムで厄介なところが、 「白ロムを購入したが、肝心の通信サービスを利用できない」 などの被害に気付かないうちに会ってしまうことです。 本来、白ロムはハードウェア・ソフトウェア共に何の損傷もなければ、新しいSIMカードを装着すれば誰でもすぐに電話・メール・インターネットを使用することができる端末です。 そして赤ロムとは、ネットワーク利用制限をかけている端末です。

ネットワークの利用制限に関しては、窃盗や詐欺などの違法な手段で入手された端末や本人確認書類などを偽造して購入する際の申込書に虚偽した記載などで不正に契約された端末、債務(端末代金の分割払い)不履行の端末の履行がなされていない、またその恐れが高い端末などにかけられます。 誰かから安全だと思い中古で買った白ロムが実は赤ロムだった、使っている途中に赤ロム化したなどの場合、キャリアに連絡してネットワーク利用制限の解除はできるのでしょうか?

残念ながら赤ロムは、購入者が善意の第三者であってもネットワーク利用制限の解除はできません。これは全キャリア共通の対応です。 したがって白ロムを購入する際は、赤ロム購入のリスク減らす点に以下の3点をチェックする必要があります。

(1)3点セットのチェック

窃盗や詐欺などの違法な手段で入手された白ロムではなく、正当に購入し、スマホを専門に扱っている中古のスマホ買取ショップなどに売却された「高い信用性のある白ロム」の場合は、「本体、付属品、操作マニュアル」の3点セットが揃っているのが通例です。まずはこの3点セットをチェックしましょう。 また保証書が付いている場合は、赤ロムのリスクがさらに低下するので、安全に使用できる白ロムという可能性が高まります。

(2)ネットワーク利用制限のチェック

キャリアか発売した端末には「IMEI」と呼ばれる15桁の端末識別番号が刻印されています。この番号をキャリアのネットワーク利用制限照会ページにアクセスし、入力すれば、ネットワーク利用制限の有無を容易に確認できます。

(3)赤ロム保証の確認

赤ロム購入のリスクを避けるためには赤ロム保証のチェックも重要です。 RMJ(リユースモバイル・ジャパン)加盟店を始め社会的信用度の高い中古スマホ専門ショップは、自社独自の品質保証サービスを行っています。こうしたショップは「赤ロム保証」も行っている場合がほとんどです。赤ロム保証とは、もしもお店で購入した白ロムが赤ロムであった場合の保障として返品や交換の対応をしていただける保証サービスです。 まずはお店選びでこうした品質保証サービスを行っている場所を選び、赤ロム保証があるのかないのかを確認すると安心して購入することが出来ます。

まとめ

白ロムの購入する際には色々と注意すべき点がありますが、新品と比べて購入費や通信料金が安い、機種選択の自由度が高いなどのメリットは、白ロムならではの魅力と言えるでしょう。本章で解説した“赤ロム購入リスク回避”などの情報を参考に、「失敗しない白ロム選び」をしていただければ幸いです。